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『ムサシ』を観にいきました [演劇]

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故井上ひさし作、蜷川幸雄演出の『ムサシ ロンドン・N.Y.バージョン
を観にいきました。

昨年の公演は観にいけなかったので悔しい思いをしましたが
やっと観ることができて幸せです。
ロンドンで上演した後の凱旋公演ということでしたが、図らずも
井上ひさし追悼公演にもなってしまいました。
その分、役者さんもスタッフも気合入っていたかも。

さてそのような事情はともかく、観ていてすっごく面白かった。
昨年の公演では小次郎は小栗旬だったけど、今回は勝地涼が
小次郎を演じています。
台本も演出もちょっと違ったらしい。
武蔵役の藤原達也はkaz777も前々から二枚目の役者だと
思っていましたが、勝地涼の小次郎もそれに負けない芝居
をしていました。

あ、これは顔がいいという意味ではなくて、二枚目の芝居が
できるという意味です。
実際、顔もいいのだけど。

導入部は巌流島の決闘シーンから。
でもそこはすぐに終わって6年後、鎌倉のある禅寺の開寺から始まります。

住職とその師である沢庵和尚、寺の作事奉行として建設に携わった武蔵、
沢庵和尚に招かれた柳生宗徳、寺の檀那である女性が二人。
そこへ佐々木小次郎が現れ、武蔵に再戦を挑み決闘状を突きつけます。
刻限は三日後の早朝。
それまで武蔵が逃げたり卑怯な仕掛けをしないように、小次郎もその寺に
留まることに・・・

musachi_2010060602.jpg
あ、この写真はネットで拾ったのだけど、衣装が違う!
去年の公演か?

再び命を懸けて雌雄を決さんとする武蔵と小次郎に、二人の女性の
仇討ちや柳生の政治的な思案などが絡んで、しかし、それらのことは
すべてべつの思惑が・・・・
最後は何かさわやかな感じで終わったなぁ。

コメディタッチで、特に前半のあのシーンなど腹の底から笑ったし、ほかの
お客さんもみんな笑ってたけど、テーマはアレです。

井上作品の多くに共通したテーマであり、いまさらkaz777が書かなくても
専門家や評論家が散々言っていることなのだけれども、これも根底には
反戦とかそういうテーマが流れてます。
戦争とかテロとか報復テロとか、最近ではSSの調査捕鯨船に対する
暴力や「ザ・コーヴ」の製作やそれに対する脅迫的な上映反対とか
そういうことはいけないよ、と言っている。

来月からN.Y.公演だけど、終わったらまた日本で上演されないだろうか。
また観てみたい。
お芝居のいいところはなんといってもライブ感であり、残念なところは
再現性がないところですね。
記録された映像ではやっぱりあの面白さは伝わらないですよ。
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訃報 井上ひさし氏 [演劇]

今日、井上ひさし氏の訃報を聞きました。

井上ひさしという人物は良く知りませんが、井上ひさしという
才能の片鱗にはいくつか接することができました。

惜しい人を亡くしたと思いますが、氏の戯曲はまだまだ多く
の舞台で演じられ、多くの人々に感動を与えてくれることでしょう。

謹んでご冥福をお祈りします。
タグ:井上ひさし
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『ヘンリーⅥ』を観にいきました [演劇]

蜷川幸雄演出の『ヘンリー六世』を観にいきました。
県境を二つ越えて彩の国まで。

シェークスピアの初期の歴史劇ですが、有名なので知ってる
人も多いかと思います。

英仏百年戦争と薔薇戦争を描いた作品ですが、百年戦争の
ほうは英国側から見たジャンヌ・ダルクがメインになるような
演出だったか? ちょっとわかりにくかった。
摂政グロスターと司教ウィンチェスター、ランカスター家と
ヨーク家の対立がそれに絡むというより海の向こうの戦争と
ロンドンの宮廷の政争がうまく頭の中で繋がらなかった。

しかし、それは演出や脚本が悪いと言うよりも、kaz777が
寝不足で最初の1時間半くらいほとんど意識がなかった
せいかもしれない。

お昼食べた直後の開演だったしね。
ごめんね、役者さんたち。

さいたま芸術劇場」というのははじめて行ったのだけど
ステージの前に普通の客席があって、ステージの後ろにも
ステージ席というのがありました。
これは演出の都合で変えられるものだと思います。
なにしろ席につくまでの通路は大道具小道具などが置いて
あるところの中を通っていったので。

今回kaz777はそのステージ席だったのだけど、照明
普通の客席の向こうからステージを照らすので、つまり
kaz777が居眠りしているところを反対側の客席の人に
見られていた?

しかもステージ席の後ろから役者さんが登場したり
するので、その時はもろに照明が当たる。
役者さんにも見られていた?

かなり恥ずかしいです。
でも1回目の休憩の後はずっと見てましたよ。

13:00~21:30まで、休憩時間を除いて正味7時間の上演でした。
役者の体力ってすごい!

特に大竹しのぶは前半のジャンヌ・ダルクと後半のマーガレットの
二役だったのでほとんど出ずっぱり。
すごいなぁ。
それに悪女役がものすごく巧い。

演出としては、戦争を表現するのに天井から赤い肉塊がばしんばしん
大きな音を立てて落ちてくる。
直接血を見せないのに、かなり生々しい印象でした。

それと、各家を象徴する花が降ってきました。
フランス王家のシーンでは白百合の花。
ヨーク家は白薔薇。
ランカスター家は赤薔薇。
登場人物が多いうえ、ほとんどダブルキャストでしかも裏切ったり
寝返ったり、また裏切ったりするので誰がどちら側か花の色で
区別できてわかりやすかったです。

主人公ヘンリーⅥは悪人ばかりの登場人物の中で善良で無能な
王様で影が薄いのですが、後半は達観したような透明感が出てきました。

本来は三部作構成で、すべて上演すると9時間かかるということで、
めったに完全版は上演されません。
観ることができるのは皆既日食並みの確立とまで言われているそうです。

今回は7時間の短縮版でしたが、いろいろ見所が多く、充実した
お芝居でした。
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TALK LIKE SINGING を観にいきました [演劇]

TALK LIKE SINGING を観にいきました。

観客はほとんど女性でした。
スタンディング・オベーション?
この舞台でそれはありえないでしょ?
たぶん、香取慎吾のファンなんでしょうね。

主演は香取慎吾ということになっているけど、舞台で目立っていたのは
川平慈英のほうでした。

お話は三谷幸喜らしいコメディですが、初演がNYオフ・ブロードウェイ
だったというのはどうだったか。
歌も踊りもコメディの味付けと言う感じで、これではNYでは不評だった
んじゃないだろうか?

香取慎吾もヘタではないんだけど、なんだかな~。
堀内敬子も新納慎也も良かったことはよかったけど。

全体としては「まあまあ面白かった」という評で落ち着きましょうか。
新聞の演劇評でも褒めてはいたけど、褒めるところを
一生懸命探しているという印象でした。
タグ:三谷幸喜
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