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『ヘンリーⅥ』を観にいきました [演劇]

蜷川幸雄演出の『ヘンリー六世』を観にいきました。
県境を二つ越えて彩の国まで。

シェークスピアの初期の歴史劇ですが、有名なので知ってる
人も多いかと思います。

英仏百年戦争と薔薇戦争を描いた作品ですが、百年戦争の
ほうは英国側から見たジャンヌ・ダルクがメインになるような
演出だったか? ちょっとわかりにくかった。
摂政グロスターと司教ウィンチェスター、ランカスター家と
ヨーク家の対立がそれに絡むというより海の向こうの戦争と
ロンドンの宮廷の政争がうまく頭の中で繋がらなかった。

しかし、それは演出や脚本が悪いと言うよりも、kaz777が
寝不足で最初の1時間半くらいほとんど意識がなかった
せいかもしれない。

お昼食べた直後の開演だったしね。
ごめんね、役者さんたち。

さいたま芸術劇場」というのははじめて行ったのだけど
ステージの前に普通の客席があって、ステージの後ろにも
ステージ席というのがありました。
これは演出の都合で変えられるものだと思います。
なにしろ席につくまでの通路は大道具小道具などが置いて
あるところの中を通っていったので。

今回kaz777はそのステージ席だったのだけど、照明
普通の客席の向こうからステージを照らすので、つまり
kaz777が居眠りしているところを反対側の客席の人に
見られていた?

しかもステージ席の後ろから役者さんが登場したり
するので、その時はもろに照明が当たる。
役者さんにも見られていた?

かなり恥ずかしいです。
でも1回目の休憩の後はずっと見てましたよ。

13:00~21:30まで、休憩時間を除いて正味7時間の上演でした。
役者の体力ってすごい!

特に大竹しのぶは前半のジャンヌ・ダルクと後半のマーガレットの
二役だったのでほとんど出ずっぱり。
すごいなぁ。
それに悪女役がものすごく巧い。

演出としては、戦争を表現するのに天井から赤い肉塊がばしんばしん
大きな音を立てて落ちてくる。
直接血を見せないのに、かなり生々しい印象でした。

それと、各家を象徴する花が降ってきました。
フランス王家のシーンでは白百合の花。
ヨーク家は白薔薇。
ランカスター家は赤薔薇。
登場人物が多いうえ、ほとんどダブルキャストでしかも裏切ったり
寝返ったり、また裏切ったりするので誰がどちら側か花の色で
区別できてわかりやすかったです。

主人公ヘンリーⅥは悪人ばかりの登場人物の中で善良で無能な
王様で影が薄いのですが、後半は達観したような透明感が出てきました。

本来は三部作構成で、すべて上演すると9時間かかるということで、
めったに完全版は上演されません。
観ることができるのは皆既日食並みの確立とまで言われているそうです。

今回は7時間の短縮版でしたが、いろいろ見所が多く、充実した
お芝居でした。
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