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『ムサシ』を観にいきました [演劇]

musachi_2010060601.jpg

故井上ひさし作、蜷川幸雄演出の『ムサシ ロンドン・N.Y.バージョン』
を観にいきました。

昨年の公演は観にいけなかったので悔しい思いをしましたが
やっと観ることができて幸せです。
ロンドンで上演した後の凱旋公演ということでしたが、図らずも
井上ひさし追悼公演にもなってしまいました。
その分、役者さんもスタッフも気合入っていたかも。

さてそのような事情はともかく、観ていてすっごく面白かった。
昨年の公演では小次郎は小栗旬だったけど、今回は勝地涼が
小次郎を演じています。
台本も演出もちょっと違ったらしい。
武蔵役の藤原達也はkaz777も前々から二枚目の役者だと
思っていましたが、勝地涼の小次郎もそれに負けない芝居
をしていました。

あ、これは顔がいいという意味ではなくて、二枚目の芝居が
できるという意味です。
実際、顔もいいのだけど。

導入部は巌流島の決闘シーンから。
でもそこはすぐに終わって6年後、鎌倉のある禅寺の開寺から始まります。

住職とその師である沢庵和尚、寺の作事奉行として建設に携わった武蔵、
沢庵和尚に招かれた柳生宗徳、寺の檀那である女性が二人。
そこへ佐々木小次郎が現れ、武蔵に再戦を挑み決闘状を突きつけます。
刻限は三日後の早朝。
それまで武蔵が逃げたり卑怯な仕掛けをしないように、小次郎もその寺に
留まることに・・・

musachi_2010060602.jpg
あ、この写真はネットで拾ったのだけど、衣装が違う!
去年の公演か?

再び命を懸けて雌雄を決さんとする武蔵と小次郎に、二人の女性の
仇討ちや柳生の政治的な思案などが絡んで、しかし、それらのことは
すべてべつの思惑が・・・・
最後は何かさわやかな感じで終わったなぁ。

コメディタッチで、特に前半のあのシーンなど腹の底から笑ったし、ほかの
お客さんもみんな笑ってたけど、テーマはアレです。

井上作品の多くに共通したテーマであり、いまさらkaz777が書かなくても
専門家や評論家が散々言っていることなのだけれども、これも根底には
反戦とかそういうテーマが流れてます。
戦争とかテロとか報復テロとか、最近ではSSの調査捕鯨船に対する
暴力や「ザ・コーヴ」の製作やそれに対する脅迫的な上映反対とか
そういうことはいけないよ、と言っている。

来月からN.Y.公演だけど、終わったらまた日本で上演されないだろうか。
また観てみたい。
お芝居のいいところはなんといってもライブ感であり、残念なところは
再現性がないところですね。
記録された映像ではやっぱりあの面白さは伝わらないですよ。
nice!(11)  コメント(2) 
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コメント 2

ぼんぼちぼちぼち

井上ひさしさん亡くなられてしまいやしたね。
合掌。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-07 09:54) 

kaz777

ぼんぼちぼちぼちさん、コメントありがとうございます。

本格的な追悼公演となる「黙阿彌オペラ」は一般販売開始直後に完売だそうです。
これも観たいです。

by kaz777 (2010-06-08 02:49) 

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