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『ソウルケイジ』を読みました。 ☆☆☆☆ 星4つ [読書]

ソウルケイジ』を読みました。

内容(「BOOK」データベースより)
多摩川土手に乗り捨てられたワンボックス・カーから、血塗れの左手首が発見された!姫川玲子たち捜査一課殺人犯捜査係の刑事たちは、所轄と組んで捜査にあたる。しかし、手首の持ち主と思しき男の周辺を調べていくうちに、つぎつぎと意外な事実が浮かび上がって…。進境著しい俊英・誉田哲也が渾身の力をこめて描く、丹念に積み上げられた捜査小説にして、胸をうつ犯罪小説の白眉。
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ストロベリー・ナイト』の続編というより、姫川玲子シリーズ
の2作目と言ったほうがいいか。
単発的な要素の強かった『ストロベリー・ナイト』に対して、
この作品ではシリーズ化を目指したためか、グロさ汚さは
(前作よりは)影を潜め、登場人物たちの動きや心の動きに
描写がシフトしているようです。

レベル感としてはkaz777的にはこれくらいの作品のほうが
読みやすいです。
ストロベリーはちょっと刺激が強すぎた。

この作品のキーワードは作中でも明示されていますが、
「父性」です。
家族を守ろうとするがゆえに自らの人生も命も投げ出す男。
それと対比させる位置にある男はただひたすらに他人の
金を、性を、命を貪る。

それゆえに起きてしまった事件。
その対比ゆえにミスリードされる警察の捜査。

本作でも姫川玲子と対立する男性捜査員がでてきて、
その手柄競争が物語りのもうひとつの主軸となりますが
警察小説の醍醐味といえばこれですよ。

乃南アサとか高村薫とちがって、誉田哲也ですからやはり
読んでいて主人公は男性論理で動いているように感じました。
女性作家の女性主人公って男のkaz777から見て少し未知
な部分と言うか、男の感性とは違うなと思うところがあるの
ですが、姫川玲子はある意味、男っぽいです。


☆☆☆☆ 星4つ


ソウルケイジ

ソウルケイジ




ソウルケイジ (光文社文庫)

ソウルケイジ (光文社文庫)

  • 作者: 誉田 哲也
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2009/10/08
  • メディア: 文庫



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